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【就活生必見①】食品メーカー勤務者の徹底解説 業界・業務編

日々の就職活動お疲れ様です!!

本記事では食品メーカーの業界や業務内容を解説していきたいと思います。

食品メーカーを志望する、学生の方々の参考になれば幸いです。

食品メーカーは星の数ほどあり、あくまでも一例として捉えてくださいませ。



筆者について

某食品メーカーに新卒で入社して、営業部門で5年目になります。

学歴としては都内の中堅私立大学を卒業。

出身は東京ですが、最初の配属が大阪ということで、現在は大阪で一人暮らしをしております。

大阪5年目ですが、周りの食品メーカー同期はほとんど転勤しておりますね。

そのため肌感覚ですが、食品メーカーの転勤の周期としては平均的に3年〜5年なのかなと思います。

激戦必至の内定倍率

まず、食品メーカーですが業界としては製造業(メーカー)の食品カテゴリーに入ります。

食品の中でも調味料、飲料、酒、嗜好品、お菓子、即席、乳製品、冷凍食品、食肉・水産加工、嗜好品など様々なカテゴリーがございます。

就職活動上に限りますが、食品メーカーの特徴としては、『内定倍率が非常に高い』というこが挙げられます。

理由としては

・CM広告などが多く、企業のネームバリューがある。
・日常生活で関わる機会が多い。
・募集人数が少ない。

ということが考えられます。

『名前知ってるからとりあえずES出してみるか』

という就活生が多いのですね。

(正直、私もそうでした。)

金融業界などと比べると、募集人数が少なく、必然的に倍率が高くなっていきます。

気になる企業の採用予定人数を調べてみてください。

ネームバリューのある企業なのに、これしか採用しないのか、と驚かされますよ。

逆に採用人数が多いところは、離職率が高い可能性もあるので、四季報などを要チェックしましょう。

離職率が高いということは、何かしらの理由があるはずです。

ちなみに2018年卒の内定倍率では、

味の素冷凍食品が244倍

J-オイルミルズが231倍

ハウス食品が204倍

と行った形で、内定倍率が高い企業ランキングでは、食品メーカーが多くランクインしています。

※参考:「就職四季報 2020年版」(東洋経済新報社)

244人に1人しか受からないというのは、結構絶望感ありますよね。笑

18年大卒の求人倍率は1.78倍です。

1人につき1つ以上の仕事があるということになります。

そんな売り手市場の中で、食品メーカーの内定倍率がいかに高いのかがわかると思います。

内定倍率が異常に高いカラクリをお分かり頂けましたでしょうか。

以上を踏まえると、

内定倍率が高い企業 = 良い企業

というわけではないことがわかります。



食品メーカーの扱う製品について

食品メーカーは、

『食品を加工・製造して、製品として売る』

ということが役目です。

ここでは製品についてざっくりと説明していきます。

まず食品メーカーが扱う製品は大きく2つに分けられます。



家庭用製品


家庭用製品とは簡単にいうとスーパーなどの棚に並んでいて、主に家庭内で消費されるものです。

コカコーラ(飲料)やたけのこの里(お菓子)、クックドゥ(調味料)やカップヌードル(即席食品)など、様々な製品があり、企業によって扱うカテゴリーや製品が異なります。

大手食品メーカーはこういった家庭用製品の広告を、CMやネット、SNSなど様々な媒体を通して発信しているので、子どもから大人までの認知率が非常に高いのです。

子どもの頃から、A食品の◯◯という製品を毎日食べ続けていて、そのおいしさを伝える側になりたいと思えば、A食品を志望する理由になると思います。

(もちろんそれだけでは高い倍率を勝ち抜くことは厳しいですが...)

業務用製品


こちらは飲食店やホテル、アミューズメント施設向けの製品を指します。
皆様が普段、外出した時に口にする食品です。

例えばホテルビュッフェのハンバーグ、こちらは冷凍食品を扱うメーカーが、ホテルに対して販売している製品かもしれません。

またカラオケのドリングバーでは、コーラやジンジャエールなどありますが、こういったものは飲料メーカーが業務用製品として、カラオケチェーンに販売しています。

業務用では製品自体に食品メーカー名が出ることは少ないです。

そのためネームバリューは低いものの、業務用に特化して、シェアの大半を獲得している食品メーカーは多くあります。

その他、原料用の製品などありますが、混乱してしまうと思うので割愛致します。

食品メーカーの職種について

家庭用製品に携わる食品メーカーの職種について解説致します。

家庭用製品の製造・販売と言っても、様々な工程があり、それに伴った職種が存在します。

あくまで例ですが、A食品の〇〇ドリンクが消費者の方々の目に触れるまでに

1.製品開発(マーケティング/ 研究所)
2.大量生産(工場)
3.販売活動(企画/営業)
4.製品移動(物流)
5.消費者へ

といった工程があり、1〜4に様々な職種が関わっています。

また製品には直接は関わらないですが、コーポレート部門として、広報・広告・財務・経理・人事などの職種が各食品メーカーにございます。

自分のスキルをどの職種で役に立てていくか、アピールできるようにしたいですね。

文系で総合職入社の場合は、まず営業に配属する食品メーカーさんが多いと思います。

一般的には、営業で現場経験を積んだ後にマーケティングや企画、もしくはコーポレート部門などに異動をする流れが多いです。

専門性が高い人材であれば、始めからマーケティングや経理などに配属される可能性もあります。

会社によってジョブローテーションの考え方は異なりますので、そういったところも説明会やOB・OG訪問にて要チェックです。

人数のバランスを考えると、営業の割合が多いので、マーケティング目当てで入社をしても、ずっと営業ということもありえます。

自分の中でキャリアビジョンを明確に持って、会社にしっかり伝えていきたいですね。

家庭用製品の得意先はどこ?

食品メーカーの家庭用製品は、最終的に消費者の方に届きますが、消費者と食品メーカーが直接取引をしているわけではありません。

いわゆる接客業などの 『B to C』 ではなく、

『B to B』 の商売になります。

左のBが食品メーカーだとすると右のBはなんでしょうか。

答えは食品商社(食品卸 / 食品問屋)です。

例外もありますが、一般的には食品商社が取引先となります。

製品の販売先は食品商社なので、食品商社から代金(売上)を頂き、製品を食品商社の倉庫に納品します。

そのため小売業(スーパーや量販店)と直接取引をしているのではなく、食品商社というクッションを挟んでいます。

そのため食品メーカーの家庭用製品が消費者に届くまでは

B to B to B to C

メーカー⇨商社⇨小売⇨消費者

といった流れを辿ります。

ここで混乱してしまうことが1つあります。

大手食品メーカーになればなるほど、営業の人数が多いので、小売業(スーパーや量販店)へのフォロー(商談)も行います。

直接の取引先である食品商社と事前に

『A製品を売り込みましょう!』

と商談をします。

そして小売業に対して、食品メーカーと食品商社で一緒に商談を行うのです。

食品商社が小売業から自社製品を多く買って貰えば、必然的に食品メーカーの売上に繋がります。

また消費者との接点を持っているのは小売業です。

そのため小売業へのアプローチは欠かせないというわけです。

ということで、表題の『得意先はどこ?!』という問いに対しては

食品商社 及び 小売業 が正しい答えですね。



具体的な業務内容解説

前述した通り、食品商社や小売業と商談をして、自社の製品を少しでも多く売ってもらう
ことが業務です。

以上を踏まえて具体的な業務の流れを解説していきます。

【A食品勤務の田中さんの業務例】

【前提】

A食品は新製品である『元気ドリンク』を来月発売する。またロングセラーである『ビタミンドリンク』をさらに拡売するために10%の値引きを許されている。
そこでA食品勤務の田中さんは自分の担当であるB商社に対して、『元気ドリンク』と『ビタミンドリンク』を売り込みたい。

【業務の流れ】

B商社の窓口である佐藤さんに電話でアポイントを取る。
⬇︎
アポイントに間に合うように、『元気ドリンク』の説明資料と、製品の見積表(価格表)を作成。
⬇︎
営業車でB商社へ。佐藤さんと商談。
⬇︎
B商社の佐藤さんが抱える大きい取引先(小売業)は首都圏100店舗を展開するCマート。
Cマートに対する拡売を田中さんは佐藤さんへ提案。Cマートに提示する価格や段取りを商談する。

【Cマートへの提案事項】
1.『ビタミンドリンク』を前年よりも8%多く仕入れてもらいたい
2.新製品の『元気ドリンク』を各店100個ずつ仕入れてもらいたい
1.2をやってもらえるのであれば『ビタミンドリンク』を10%値引きする。

事前商談終了
⬇︎
佐藤さんがCマートの仕入担当者(バイヤー)のアポイントを取る
⬇︎
田中さんと佐藤さんでCマートのバイヤーに対して、打ち合わせした事項を提案。
無事に来月の実施が決定!
⬇︎
来月、『ビタミンドリンク』と『元気ドリンク』がCマート100店舗に納品され、消費者の元へ!

以上、あくまで一例ですが、このような流れで業務を行い、売上達成を狙っていきます。

基本的に食品商社や小売業をいくつか担当するので、このような形でアプローチをしていきます。

月に1回定期商談があることが多いので、基本的にルート営業ということになりますね。

食品メーカー営業の業務一覧


営業と言えども、その他様々業務がありますので簡単にご紹介致します。

資料作成

提案資料、見積表、社内会議資料などの作成です。基本的にExcelやPowerPointを使用します。

メール処理

得意先からのメールを処理します。いついつまでに見積表を送ってください、など様々な案件があります。

月次商談

基本的に大きい小売業(スーパーや量販店)は毎月、本部にて商談会を開きます。
食品商社が各メーカーの持ち時間を割り振って、バイヤーと商談します。
時間は10分〜20分程度です。ここで1ヶ月から2ヶ月後の、販売計画(チラシ掲載/製品露出など)を提案します。また契約を組んでいる場合は、進捗の確認なども行います。

新製品プレゼンテーション

新製品の発売時期は基本的に、秋冬向けと春夏向けで年に2回あります。
飲料や菓子などは毎月新商品が出ております。新製品が発売される場合は、新製品のコンセプト説明や試食・試飲を食品商社や小売業のバイヤーに行い、拡売を依頼します。

棚割提案

スーパーに行くと、カテゴリー別に売り場の棚が決まっていると思います。
あそこはスポーツで言うところのレギュラーポジションです。
レギュラーは、基本的に春夏と秋冬の新製品が発売される時期に見直しがかかります。
半年に1回の見直しに向けて、自社製品が1品でも多く採用されるように提案を仕掛けます。

店舗回訪

基本的に商談は小売業の本部で決まり、各店舗へ落とし込まれます。しかしながら店の状況や、店へのサポートが時には必要です。
また大きい店舗は、販売力が高いので製品を受注してくれる場合もあります。そのため店長や各担当者と、商談をする機会もあります。

製品陳列

得意先の小売業が店舗改装や新店を出す場合、食品メーカーや食品商社が、陳列の手伝いをします。人手不足の現在、小売業だけで陳列を行うのが厳しいのが現状です。労務提供に値するのでコンプライアンスがしっかりしている小売業は、食品メーカーや食品商社に対して陳列時間分の金銭を振り込んでいます。

次編 ノルマや飛び込み営業、福利厚生


以上、簡単に業界のことや、業務内容をなるべく具体的に解説致しました。

下記の記事では、食品メーカーに対する疑問や入社後のギャップ、面接対策などを記事にしています。

www.kazuki-iroiro.com

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